横浜の住みたい街シリーズ② 東神奈川

横浜駅の隣なのに冴えない駅?

前回上大岡駅をお届けした「横浜の住みたい街シリーズ」の2回目は、JR京浜東北線と横浜線が通る東神奈川駅をご紹介します。
実は、筆者(横浜マンション流通プラザ代表)の実家の最寄駅なのですが、自虐的ですが、かつてはお世辞にも「住みたい街」とは言いがたい微妙な場所でした。
そのような駅と周辺の町が、昨今の再開発や環境整備によって、客観的に見ても利便性が高く住みやすいエリアに変貌したと思います。

そもそも東神奈川は、横浜駅からJRで東京方面に向かって1つ目で、2路線が乗り入れているうえ、すぐ隣に京浜急行本線の仲木戸駅(2020年に「京急東神奈川」に改名予定)があり、更に東急東横線の東白楽駅へも歩けるという、ハイポテンシャルな恵まれた場所にある駅です。
ところが、昔の駅の海側(東口)は、産業用の港湾施設と工場・倉庫・アメリカ軍の基地と安い飲み屋くらいしかなく、居住に適しているとは言いがたいエリアで、駅の陸側(西口)は、無駄に広く殺伐とした感じの駅前広場を抜けるとすぐに住宅密集地という、何とも寂しい風景が広がっていました。
駅自体もローカル線の駅ような雰囲気が漂い、綺麗とか快適という言葉に程遠い状態だったものです。(もっとも、当時の鉄道の駅はどこも似たり寄ったりではありましたが・・)
基本的な町の構造は昔も今もほとんど変わっていませんが、この20年くらいで駅周辺の景色は激変し、利便性の向上と居住人口や就労・就学人口の増加が同時進行しているようです。
また、横浜線の沿線の開発が進んだことで、電車を乗り換えるために乗降する利用者も相当に増えていると思います。
移動という観点でそもそも優位だった立地が、遅ればせながら評価されたようなかたちになっている今の東神奈川駅周辺は、どのような町なのでしょうか?

まだまだ再開発の余地が大きいのも魅力

まず、陸側(西口)には40年程前に大型スーパー(イオン)が開業したのですが、それに加えて小さな商業施設や飲食店が集積するようになりました。この理由の1つは、就学者が多い専門学校群の開校です。昔は密集する戸建住宅の住人しかいなかった街に、外部から若年層がたくさん流入するようになり、町に華やかな雰囲気をもたらしています。
昨今ブームのタピオカミルクティーの店ができるなんて、昔なら考えられなかったことです。
一方、大きく変わったのは海側(東口)で、まず駅ビルができました。成城石井のような高級食材のマーケットや飲食店、蔦屋さんなどが入居しています。さらにJR東神奈川駅と京急仲木戸駅の間がペデストリアンデッキでつながり、その両側には数棟の駅前タワーマンションやホールなどが整然と並んでいます。
そして、東神奈川のイメージを向上させている大きな原動力は、海沿いのコットンハーバーエリアの再開発です。
コットンハーバーエリアは、元々は広大な造船所の跡地ですが、ここに新しい町を造り、マンション群やシニア住宅・商業施設などが建設され、みなとみらい方面へ直通する道路も新設されたことで、今や横浜のベイサイドの魅力的な居住地の1つになっています。

東神奈川エリアのメリットの1つは、比較的平坦な地形であることでしょう。
これまでのコラムにしばしば書いていますが、横浜市はとにかく丘陵地帯が多く、坂道だらけの町です。
横浜に住むなら相当な確立で坂道が避けられないと言っても過言ではないと思いますが、流石に海沿いのエリアや、いくつか例外的に平地が多い場所もあります。
もっとも、駅から内陸方向に10分も歩けば丘陵地帯になりますので、個別の物件の所在地はご確認ください。

そしてこのエリアには、まだまだ発展の余地が大きく残されているのも、もう1つの魅力です。
東神奈川駅と海沿いのコットンハーバーの間にあるエリアは、横浜市が次に再開発すべき場所として指定しているほか、駅周辺ではJR主体による開発計画の続きがすでにプランニングされています。
アクティブに行動するライフスタイルの方には、お勧めできるポイントが多い町、東神奈川。
ぜひ一度、ご自身の目で確かめてみてください。