横浜駅がサクラダファミリアを越える?

万年工事中の横浜駅

皆さまはスペインのバルセロナで建築中のサクラダファミリア大聖堂をご存知でしょうか?
著名な建築家のアントニオ・ガウディが設計し着工したものの、いつ完成するとも知れないと言われていた教会です。
翻って、わが町横浜の中心・横浜駅。
駅ビルの再開発やバリアフリー化、鉄道路線のルート変更など、色々と理由はあるにせよ、駅一帯はすでに数十年に渡って万年工事中の状態が続いています。
しかもいまだ完成時期が見えないことから、「日本のサクラダファミリア」と揶揄されています。(もちろん完全な皮肉ですね。)

横浜駅の歴史を振り返ると、実は明治時代の日本初の鉄道開通から2度の移転を経て、現在の場所に定まりました。
横浜駅には海側の東口と内陸側の西口がありますが、港町・横浜という町の特性上、当初は圧倒的に東口が重要で、メインの駅舎も東口。
西口は長い間砂利置き場だったということです。
戦後になって、主に相模鉄道さんによる西口エリアの開発が進み、一時は商業施設は西口だけに集中していましたが、大規模な駅の改造を経て東口も旧駅舎から駅ビル(ルミネ)への建替えなどがあり、今では駅の両側が均衡して巨大な町を形成するようになっています。
現在の横浜駅で行われている主要な工事は、西口の駅ビルの建替えです。
東急東横線が地下にもぐってみなとみらい線に接続されたことで、地上にぽっかり空いたスペースが生まれました。これを活かして、大規模な再開発が進行しており、新しいビルの外観はほぼ完成しつつあります。

本家の大聖堂が先に完成か?

もっとも、西口の新駅ビルが完成しても、駅構内の通路の拡充やいまだに不完全なバリアフリー化への対応、東口のバスターミナル再整備計画など、まだまだ先は長いなという感じは否めません。
そのような中、ショッキングなニュースが飛び込んできました。
本家のスペインのサクラダファミリア大聖堂の建築が昨今の技術革新で順調に進み、工期を予定から300年短縮し、なんと2026年に完成する見込みとなったそうです!
万一本家に先を越されることになったら、横浜駅はもはやサクラダファミリアどころではなくなってしまいますね。

笑い話はともかく、常に工事を必要としているということは、それだけ利用者が多く、よりよい利便性の実現が求められているということでしょう。
公共工事も多いですが、民間企業による再開発への投資は、当然に相応のリターンが見込めることが大前提です。
ということは、横浜駅はまだまだ投資余地があるポテンシャルの高いエリアだと考えることもできます。
これからも大都市横浜の玄関口として、更なる発展に期待したいものです。